中古Macのおすすめモデルは?<br>年代・機種別の選び方と注意点

Macの購入を検討している方にとって、中古Macはおすすめの選択肢です。新品よりもお得に高性能なマシンを手に入れられる魅力があります。しかし、どの年代のどの機種を選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、2025年現在で狙い目となる中古Macのおすすめモデルを年代・機種別に詳しく解説していきます。M1チップ以降の最新世代からIntel搭載機種まで、用途や予算に応じた選び方のポイントや、中古Mac購入時に気をつけておきたい注意点も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

中古Macがおすすめな理由

中古Macの最大の魅力は、新品と比べて大幅にコストを抑えながら、高性能なマシンを手に入れることができる点です。

コストパフォーマンスの高さ

新品のMacBook Airが13万円~15万円するところ、同世代の中古モデルなら7万円~10万円程度で購入できることも珍しくありません。特にM1チップ搭載モデルの型落ち機種は、性能と価格のバランスが非常に優秀で、日常使いから軽い動画編集まで十分こなしてくれます。

Macの耐用年数と長期使用の安心感

Macは他のメーカーのパソコンと比べて、長期間安定して使えることで定評があります。適切にメンテナンスされた中古Macなら、購入後3年~5年は快適に使い続けることができるでしょう。

また、AppleはmacOSのサポート期間も長く設定しているため、数年前のモデルでも最新のOSやセキュリティアップデートを受けることができて安心です。

豊富な選択肢から用途に合わせて選択可能

中古市場には様々な年代・スペックのMacが流通しているため、文書作成やWeb閲覧といった軽作業から、動画編集や3Dモデリングなどの重い処理まで、用途に応じて最適なモデルを選ぶことができます。新品では予算的に手が届かないハイスペックモデルも、中古なら手頃な価格で購入できることもあります。

どの年代が狙い目?中古MacBookおすすめモデルを徹底比較!

ここからは、年代別におすすめの中古MacBookモデルをご紹介していきます。それぞれの特徴や価格相場も合わせて解説します。

M3チップ搭載モデル(2023年~2024年)

最新のM3チップを搭載したMacBookは、まだ中古市場での流通量は少ないものの、最高レベルの性能と電力効率を実現しています。動画編集やグラフィックデザインなど、プロレベルの作業を快適にこなしたい方におすすめです。

ただし、価格相場はまだ高めで、MacBook Air M3が12万円~15万円、MacBook Pro M3が18万円~25万円程度となっています。新品との価格差がそれほど大きくないため、保証や安心感を重視するなら新品購入も検討してみてください。

M2チップ搭載モデル(2022年~2023年)

M2チップ搭載のMacBookは、中古Mac市場でも人気が高く、コスパ MacBookの代表格といえるモデルです。M1チップと比べて処理性能が約18%向上しており、メモリ容量も最大24GBまで選択できるようになりました。

価格相場は、MacBook Air M2が8万円~12万円、MacBook Pro M2が15万円~20万円程度です。最新の性能を求めつつ、予算も抑えたい方にとってバランスの良い選択肢になるでしょう。

M1チップ搭載モデル(2020年~2021年)

M1チップを搭載したMacBookは、中古Mac初心者の方に最もおすすめしたいモデルです。Intel MacBookから劇的に性能が向上し、バッテリー持続時間も大幅に改善されました。

M1チップ搭載モデルが持つ、特に注目すべきメリットは次の通りです。

  • 動画編集ソフトも軽快に動作する高い処理性能。
  • 一日中作業しても余裕のバッテリー持続時間。
  • 発熱が少なく静音性に優れている。
  • macOS Big Sur以降の最新OSに対応。

価格相場は、MacBook Air M1が6万円~9万円、MacBook Pro M1が12万円~16万円程度となっています。性能と価格のバランスが最も優れている世代として、多くのユーザーから支持されています。

Intel搭載モデル(2019年~2020年)

Intel MacBook 中古モデルは、価格の安さが最大の魅力です。文書作成やWeb閲覧、軽い画像編集程度の用途であれば十分な性能を持っています。

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • M1チップと比べて処理性能やバッテリー持続時間が劣る。
  • 発熱しやすく、ファンの音が気になることがある。
  • 今後のmacOSサポート期間が短くなる可能性。

価格相場は、MacBook Air Intel が4万円~7万円、MacBook Pro Intel が8万円~14万円程度です。とにかく予算を抑えたい方や、サブマシンとしての利用を考えている方におすすめです。

機種別で解説!あなたにおすすめの中古Macはこれ

Mac には様々な機種がありますので、用途に応じて最適なモデルを選ぶことが大切です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

MacBook Airのメリットと選び方

MacBook Airは、持ち運びが多い方や、軽作業中心の方に最適なモデルです。薄くて軽いボディながら、日常使いには十分すぎる性能を持っています。

選ぶ際のポイントをまとめてみました。

  • 13インチモデルが主流で、持ち運びやすさと画面サイズのバランスが良い。
  • M1以降のモデルなら動画視聴や軽い動画編集も快適。
  • メモリは8GB以上、ストレージは256GB以上がおすすめ。
  • バッテリー劣化状況を必ず確認する。

学生さんやビジネスパーソンの外出先での作業に最適で、カフェや図書館でも気軽に使えるのが嬉しいポイントです。

MacBook Proのメリットと選び方

MacBook Proは、より高い処理性能を求める方におすすめのモデルです。動画編集、音楽制作、プログラミングなど、負荷の高い作業も快適にこなしてくれます。

選び方のコツをご紹介します。

  • 14インチ・16インチモデルはより高性能だが価格も高め。
  • Touch Barの有無で使い勝手が変わる(好みが分かれる)。
  • メモリは16GB以上、ストレージは512GB以上が理想的。
  • 外部ディスプレイ接続時の性能も考慮する。

特にクリエイティブな作業をされる方には、色再現性に優れたRetinaディスプレイが大きなメリットになるでしょう。

【デスクトップ派におすすめ】Mac miniの選び方

Mac miniは、外部ディスプレイやキーボード、マウスを自由に選べるため、カスタマイズ性の高さが魅力です。価格相場は5万円~12万円程度で、MacBookよりもコストパフォーマンスに優れています。

【一体型が魅力】iMacの選び方

iMacは、美しい一体型デザインと高品質なディスプレイが特徴で、セットアップの手間がかからないのが便利です。ただし、持ち運びができないため、設置場所をよく検討することが大切です。

用途別おすすめ中古Mac

どのような用途でMacを使うかによって、最適なモデルは変わってきます。具体的な使用シーンに応じたおすすめをご紹介します。

学生・ビジネス用途向け

レポート作成、プレゼンテーション、Web会議などが主な用途の場合、それほど高性能なスペックは必要ありません。MacBook Air M1の中古モデルが最適な選択となるでしょう。

おすすめの構成は以下の通りです。

  • CPU: M1チップ。
  • メモリ: 8GB(余裕があれば16GB)。
  • ストレージ: 256GB(クラウドストレージ併用)。
  • 価格帯: 6万円~8万円。

Microsoft OfficeやGoogle Workspaceなどのビジネスアプリケーションも快適に動作し、バッテリー持続時間も長いため、外出先での作業にも安心して持参できます。

クリエイティブ作業向け

動画編集、画像加工、音楽制作などのクリエイティブな作業には、より高性能なMacが必要になります。MacBook Pro M1以降のモデルがおすすめです。

推奨スペックをまとめました。

  • CPU: M1 Pro以上(M2 Pro、M3 Proも含む)。
  • メモリ: 16GB以上(32GBあればより安心)。
  • ストレージ: 512GB以上(外部ストレージも併用)。
  • 価格帯: 15万円~25万円。

4K動画の編集やRAW画像の現像も快適にこなすことができ、制作効率が大幅に向上するはずです。

プログラミング・開発用途向け

アプリ開発やWeb開発を行う場合、Xcodeなどの開発環境が快適に動作するスペックが重要になります。MacBook Pro M1以降、またはメモリを多めに搭載したMacBook Air M2がおすすめです。

開発作業に適した構成をご紹介します。

  • CPU: M1以降(処理能力重視)。
  • メモリ: 16GB以上(複数のアプリを同時実行)。
  • ストレージ: 512GB以上(開発ツールやプロジェクトファイル保存)。
  • 外部ディスプレイ接続対応(作業効率向上のため)。

複数のブラウザタブ、エディタ、シミュレータを同時に実行しても快適に作業できる環境を整えることができます。

おすすめの中古Macを失敗せずに買うための注意点

中古Mac購入では、新品にはない特有のリスクがありますので、事前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

バッテリー劣化の確認方法

MacBookの中古購入で最も注意すべきなのが、バッテリー劣化の状況です。バッテリーが劣化していると、持ち運んで使う際に不便を感じることがあります。

バッテリー状態の確認手順をまとめました。

  • Appleメニューから このMacについて を選択。
  • システムレポート をクリック。
  • ハードウェア → 電源 を選択。
  • バッテリーの状態情報を確認。

バッテリーの最大容量が80%以上であれば、まだまだ快適に使えると考えて良いでしょう。60%を下回っている場合は、バッテリー交換の費用も考慮して購入を検討してください。

中古Macの外観チェックポイント

中古Macの状態を判断するために、まずは外観から以下の項目を必ずチェックしましょう。

  • 液晶画面に傷やドット抜けがないか。
  • キーボードのキーが正常に動作するか。
  • トラックパッドのクリック感に問題がないか。
  • 本体に目立つ傷や凹みがないか。
  • 充電ポートやUSBポートの状態。

中古Macの動作チェックポイント

外観に問題がなくても、実際の動作確認は非常に重要です。

  • 起動時間が異常に長くないか。
  • ファンの音が過度にうるさくないか。
  • Wi-Fi・Bluetoothの接続に問題がないか。
  • スリープからの復帰が正常か。
  • 各種アプリケーションが快適に動作するか。

macOSサポート状況の確認

購入予定のMacが、今後どのくらいの期間macOSのアップデートを受けられるかを確認することも大切です。Appleは通常、新しいMacを約7年間サポートしてくれます。

古いモデルを購入する場合は、現在サポートされているmacOSのバージョンと、そのMacで利用可能な最新バージョンを調べておきましょう。セキュリティアップデートが受けられなくなると、安全にインターネットを利用できなくなってしまう可能性があります。

中古Macのおすすめモデル別価格相場

2025年現在の主要モデルの価格相場をまとめました。

モデル 年代 価格相場 おすすめ度
MacBook Air M1 2020-2021年 6万円~9万円 ★★★★★
MacBook Air M2 2022年 8万円~12万円 ★★★★☆
MacBook Pro M1 2020-2021年 12万円~16万円 ★★★★★
MacBook Pro M2 2022年 15万円~20万円 ★★★★☆
MacBook Air Intel 2019-2020年 4万円~7万円 ★★★☆☆

MacBook Air M1は最もコスパに優れた選択肢として、多くの方におすすめできるモデルです。

中古Macをお得に買うためのおすすめ購入タイミング

中古Mac市場にも価格変動があり、タイミングを見計らって購入することでより安く手に入れることができます。

価格が下がりやすい時期をご紹介します。

  • 新型MacBook発表直後(例年6月のWWDCや9〜10月の秋イベント後など)
  • 年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇明け。
  • 新学期シーズン後(4月~5月)。
  • ボーナス時期を外した時期(7月、12月以外)。

特に新型発表のタイミングは、型落ちになったモデルが大量に中古市場に流れ込むため、狙い目の時期といえるでしょう。

【どこで買う?】信頼できる中古Mac販売店の選び方

中古Macをどこで購入するかは、満足できる買い物をするための重要なポイントです。安心して購入できる場所を選びましょう。

保証が充実した専門店の特徴

保証付きの中古Macを購入したい場合は、専門知識を持った販売店がおすすめです。特に、ワンオーナーで使用履歴が明確な中古品を、専門スタッフがしっかり整備して販売している店舗は信頼性が高いでしょう。そうした店舗には、以下のような特徴があります。

  • 3ヶ月~1年程度の保証期間が設けられている。
  • 店舗で実際に動作確認ができる(実店舗の場合)。
  • 専門スタッフによる丁寧な説明やサポートが受けられる。
  • 高品質な商品を低価格で提供している。

例えば、当サイトを運営する「リョーナン」も、高品質なリユースPCを長年の経験に基づき整備・販売しており、安心してご購入いただけます。

オンライン専門店のメリット

オンライン専門店では、店舗を持たない分、価格を抑えて販売している場合が多いです。また、全国から商品を探すことができるため、お目当てのモデルを見つけやすいのもメリットです。

ただし、実機を確認できないため、商品説明や写真をよく確認し、返品・交換ポリシーもしっかりチェックしてから購入しましょう。

個人売買・フリマアプリの注意点

メルカリやヤフオクなどの個人売買では、店舗よりも安く購入できる可能性がありますが、いくつかのリスクがあることも知っておいてください。

  • 動作保証がない場合が多い。
  • 商品状態の判断が出品者に依存する。
  • アクティベーションロックの確認が必要(第三者による不正利用を防ぐ機能で、解除されていないと使用できません)。
  • トラブル時のサポートが期待できない。

個人売買を利用する場合は、出品者の評価をよく確認し、事前に詳細な質問をするなど、慎重に検討することが大切です。

中古Mac購入後のセットアップ

無事に中古Macを購入できたら、快適に使うためのセットアップを行う必要があります。重要なポイントをご紹介します。

macOSクリーンインストール

中古Macを購入したら、前のユーザーのデータが完全に削除されているか確認し、クリーンな状態でmacOSを再インストールすることをおすすめします。

クリーンインストールの手順を簡単にご説明します。

  • 重要なデータのバックアップを取る。
  • サインアウトしてApple IDの関連付けを解除。
  • ディスクユーティリティでハードディスクを消去。
  • macOSを再インストールする。
  • 新規ユーザーアカウントを作成する。

必要なアプリケーションのインストール

macOSの再インストールが完了したら、必要なアプリケーションをインストールしていきます。用途に応じて優先度を決めて導入すると良いでしょう。

多くの方に共通して必要なアプリをまとめました。

  • ブラウザ(Safari以外にChromeやFirefoxなど)。
  • オフィススイート(Microsoft Office、Google Workspace等)。
  • セキュリティソフト(必要に応じて)。
  • クラウドストレージ(iCloud、Dropbox、Google Drive等)。
  • メディアプレイヤー(VLC等)。

システム設定の最適化

購入した中古Macの性能を最大限活用するために、システム設定を最適化しておきましょう。

特に確認しておきたい設定項目をご紹介します。

  • 省エネルギー設定(バッテリー持続時間の最適化)。
  • ディスプレイ設定(解像度、明るさ)。
  • 通知設定(不要な通知をオフ)。
  • Dockとメニューバーの設定。
  • トラックパッドとキーボードの設定。

これらの設定を自分の使いやすいようにカスタマイズすることで、より快適なMacライフを送ることができます。

まとめ

中古Macは、新品と比べて大幅にコストを抑えながら高性能なマシンを手に入れることができる魅力的な選択肢です。特にM1チップ搭載のMacBook Airは、性能と価格のバランスが優秀で、多くの用途で満足できる性能を提供してくれます。

例えば、日常使いやレポート作成が中心の学生・ビジネスパーソンならM1 MacBook Air、動画編集などを行うクリエイターならM1 Pro以上のMacBook Proといったように、ご自身の使い方に合ったモデルを選ぶことが重要です。

購入の際は、この記事で解説したバッテリー劣化状況や外観チェック、macOSサポート期間などをしっかり確認し、信頼できる販売店から保証付きで購入することが安心につながります。適切なセットアップを行えば、長期間快適に使い続けることができるでしょう。

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