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中古タブレットの購入を検討しているけれど、「状態が悪くないか」「すぐに故障しないか」など、新品と比べて不安も多いですよね。この記事では、中古タブレット(特にiPad)を購入する際のチェックポイントや注意点を詳しく解説します。この記事を読めば、失敗しない中古タブレットの選び方が分かります。予算内であなたに最適な一台を見つけましょう。購入前に確認すべきポイントや失敗しない選び方をマスターして、賢い買い物をしましょう。
中古タブレットは本当にお得?見逃せない3つのメリット
まずは中古タブレットを購入するメリットについて見ていきましょう。なぜ多くの人が中古タブレットを選ぶのでしょうか。
大幅なコスト削減が可能
中古タブレットの最大の魅力は何といっても価格の安さです。新品と比べると、モデルにもよりますが30〜50%程度安く購入できることも珍しくありません。例えば、新品で5万円するタブレットが3万円程度で手に入れば、その差額で保護ケースやアクセサリーを揃えることもできます。
特に型落ちモデルであれば、さらに安く購入できることが多いです。最新モデルにこだわらなければ、十分な性能を持ったタブレットをかなりリーズナブルに入手できるでしょう。
環境にやさしい選択
中古品を選ぶことは、資源の再利用という点でエコな選択でもあります。電子機器の製造には多くの資源やエネルギーが使われますが、中古品を活用することで環境負荷を減らせるというメリットがあります。
誰かが大切に使っていたものを受け継ぐことで、ゴミを減らし、地球の資源を守ることにもつながる、素敵な選択なのです。環境に配慮した購入を心がけたい方にもおすすめです。
すぐに入手できる
新製品が発売されると品薄状態になることがありますが、中古品ならそのような心配がありません。在庫状況に左右されず、欲しいタイミングで入手できるというメリットがあります。
特に人気モデルは新品の場合、予約が必要だったり入荷待ちになったりすることがありますが、中古市場なら比較的すぐに手に入れられることが多いです。
中古タブレット購入前に!知っておきたい3つの注意点
メリットがある一方で、中古タブレットには注意しなければならないポイントもあります。失敗しないためにも、以下の点に気をつけましょう。
バッテリーの劣化
中古タブレットで最も気をつけたいのがバッテリーの状態です。スマホと同じで、タブレットも長く使われるほどバッテリーは消耗します。せっかく買ったのにせっかく買ったのに「充電がすぐなくなる…」という事態は避けたいもの。中古タブレットで最も重要なチェックポイントが、このバッテリーの劣化具合です。
iPadの場合、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」から最大容量を確認できます。80%を下回っている場合は、バッテリー交換を検討する必要があるかもしれません。購入前にこの数値を確認することが重要です。
また、Android端末の場合は専用アプリを使用してバッテリー状態を確認できますが、正確な数値が表示されないこともあります。店頭で購入する場合は、実際に使用して充電の減り具合を確認するといいでしょう。
本体の傷や不具合
中古品は使用されていた商品なので、程度の差はあれ傷や汚れがあることが一般的です。特に画面の傷は動画を見たり文字を読んだりするたびに気になってしまう部分のため、購入前にしっかり状態を確認することが重要です。
また、外観だけでなく、タッチパネルの反応、ボタンの動作、スピーカーやマイクの音質なども確認しましょう。店頭購入であれば実際に触って確認できますが、オンライン購入の場合は商品説明や画像をよく確認し、状態の詳細が記載されているかをチェックすることが大切です。
保証期間の有無
新品と違って、メーカー保証がすでに切れている場合がほとんどです。購入後のトラブルに備えて、販売店独自の保証がついているか確認することをおすすめします。
中古専門店や整備済製品を扱う店舗では、30日〜1年程度の保証を付けていることが多いです。万が一の故障に備えて、保証内容と期間を事前に確認しておきましょう。
中古タブレットの選び方
中古タブレットを選ぶ際のポイントを詳しく見ていきましょう。何を基準に選べばいいのかわかれば、失敗するリスクを大きく減らせます。
使用目的に合わせたスペック選び
まずは自分が何のためにタブレットを使うのかを明確にしましょう。用途に合わせた適切なスペックを選ぶことで、無駄な出費を抑えられます。
例えば、インターネットやメール、動画を見るのがメインなら、少し前のモデルでも十分サクサク動きますよ。一方、写真や動画編集、高グラフィックのゲームをプレイしたい場合は、より新しく高性能なモデルを選ぶ必要があるでしょう。
以下に用途別のおすすめスペックを紹介します。
- ウェブ閲覧・メール・SNS:メモリ2GB以上、ストレージ32GB以上。
- 動画視聴・電子書籍:メモリ3GB以上、ストレージ64GB以上。
- 写真・動画編集・ゲーム:メモリ4GB以上、ストレージ128GB以上。
OSのアップデート状況を確認
古いモデルの中古タブレットを選ぶ際に特に注意したいのが、OSアップデートの対応状況です。最新のOSにアップデートできないと、新しいアプリが使えなくなる可能性があるため注意が必要です。
iPadの場合、Appleのウェブサイトで各モデルの対応OSを確認できます。例えば、iPad Air(第1世代)はiOS 12までしか対応していないため、最新のアプリによっては動作しないことがあります。Android端末も同様に、メーカーのサポート期間を確認しましょう。
できるだけ長く使いたい場合は、発売から3年以内のモデルを選ぶことをおすすめします。そうすれば、少なくともあと2〜3年はOSのアップデートが提供される可能性が高いでしょう。
余裕を持ったストレージ容量の確認
写真やアプリを保存するストレージ(容量)も大事なポイントです。必要な容量より少し多めのモデルを選ぶと、将来的にも安心して使えます。
特に写真や動画をたくさん保存する予定がある場合や、大容量のゲームアプリをインストールしたい場合は、最低でも64GB以上を選びましょう。128GBあれば、ほとんどの用途で十分な余裕があります。
iPadの場合、ストレージ容量は後から増やせないため、予算と相談しながらできるだけ大きな容量を選ぶことをおすすめします。Androidタブレットの中にはmicroSDカードでストレージを拡張できるモデルもあるので、その点も考慮に入れると良いでしょう。
中古タブレットの機能確認法
中古タブレットを購入する際には、しっかりと機能確認をすることが大切です。ここでは具体的な確認方法を紹介します。
アクティベーションロックの確認
特にiPadなどのiOS端末を購入する際に注意したいのが、アクティベーションロックです。これは、前の持ち主のアカウントと端末が紐付いたままだと、鍵がかかって全く使えなくなってしまう強力な防犯機能です。これが解除されていないと、端末がロックされて全く使えない高価な置物になってしまうため、必ず「ロック解除済み」か確認しましょう。
購入前に、端末を初期化して新規セットアップができるかを確認するのが最も確実です。店頭購入の場合は、店員さんに実際に初期化して見せてもらうよう依頼してみましょう。オンライン購入の場合は、販売ページに「アクティベーションロック解除済み」と明記されているかを確認することが重要です。
同様に、Android端末の場合も「Googleアカウントの削除」が完了しているかを確認する必要があります。これらが残ったままだと、端末を使用できなくなってしまう可能性があります。
画面の状態と動作確認
タブレットの顔とも言える画面の状態は、使用感に大きく影響します。画面全体をくまなくチェックして不具合がないか確認することが重要です。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 画面に傷やヒビがないか。
- 液晶の焼け付きや色むらがないか。
- タッチ操作が画面全体で正確に反応するか。
- 明るさを変更したときに均一に変わるか。
特にタッチ操作は、画面の各部分でスワイプやタップをして反応を確認しましょう。反応が悪い部分があると、日常使用で不便を感じることになります。
中古タブレットの購入場所による違い
中古タブレットを購入する場所によって、メリットやデメリットが異なります。自分に合った購入方法を選びましょう。
実店舗での購入メリット
家電量販店や中古専門店などの実店舗で中古タブレットを購入するメリットは、実機を直接確認できる安心感にあります。
実店舗購入のメリットは以下の通りです。
- 実際に端末を手に取り、画面やボタンの動作を確認できる。
- 店員に質問して疑問点をその場で解消できる。
- 購入後すぐに使い始められる。
- 店舗独自の保証が付くことが多い。
特に初めて中古タブレットを購入する方は、実店舗での購入がおすすめです。少し価格は高くなることがありますが、安心感という点では大きなメリットがあります。
オンラインでの購入時の注意点
オンラインショップやフリマアプリでの購入は、選択肢が多く価格も安いことがメリットですが、商品説明や評価をしっかり確認することが重要です。
オンライン購入時の注意点は以下の通りです。
- 出品者の評価や過去の取引実績を確認する。
- 商品の状態(グレード)が明確に記載されているか確認する。
- 付属品の有無を確認する(特に充電器は重要)。
- 返品・交換ポリシーを事前に確認しておく。
特に充電器やケーブルが付属しないケースも多いため、商品説明をよく読み、別途購入が必要かどうかも含めて総額で比較検討しましょう。大手ECサイトや専門の中古ショップなら、一定の品質管理がされていることが多いですが、個人間取引の場合は特に慎重に判断する必要があります。写真だけでなく、詳細な商品説明があるかどうかも重要なポイントです。
整備済製品と一般中古品の違い
中古タブレットには「整備済製品」と一般的な中古品があります。メーカーや正規販売店が、初期不良などで返品された製品を点検・修理し、新品同様の品質に再生したお墨付きの商品です。
整備済製品のメリットは以下の通りです。
- メーカーや正規販売店による品質チェックが行われている。
- 必要に応じて部品交換や修理が施されている。
- 新品同様のパッケージで提供されることが多い。
- 一定期間の保証が付くことが多い。
一般の中古品と比べると価格は少し高くなりますが、安心感を求める方には整備済製品がおすすめです。特にApple公式の整備済品は、新品と同等の保証が付くため人気があります。
中古タブレット購入後に必須の初期設定
中古タブレットを手に入れたら、まず初めに行うべき重要な設定があります。ご自身のデータを守り、安心して使い始めるための手順を確認しましょう。
端末の初期化とアカウント設定
前の所有者の情報が残っている可能性もゼロではありません。セキュリティ保護のためにも、購入後はまず端末を「工場出荷状態」に初期化し、まっさらな状態からご自身のApple IDやGoogleアカウントを設定することが不可欠です。
iPadの初期化手順は以下の通りです。
- ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップし、画面下部の「転送またはiPadをリセット」を選択します。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
初期化が完了したら、画面の案内に沿ってWi-Fi設定やご自身のApple IDでのサインインを行い、パスコードやFace ID/Touch IDなどのセキュリティ設定も必ず済ませておきましょう。
まとめ
中古タブレットは、賢く選べば予算を抑えつつも満足のいく端末を手に入れることができます。購入前にはバッテリー状態やアクティベーションロックの確認、画面の状態チェックなどをしっかり行いましょう。また、自分の使用目的に合わせたスペックや容量を選ぶことも重要です。
お店でじっくり選びたいか、オンラインで手軽に探したいかなど、あなたが何を大切にしたいかに合わせて、ぴったりの買い方を選びましょう。実店舗とオンラインそれぞれの購入方法にはメリットとデメリットがありますので、自分の優先事項に合わせて選択してください。整備済製品は少し高価ですが、品質の安定性を求める方におすすめです。購入後も適切なセットアップと保護アクセサリーの使用で、中古タブレットを長く快適に使い続けることができますよ。