パソコンでアプリをデスクトップに出す方法<br>ショートカット作成の簡単手順

毎回スタートメニューを開いてアプリを探すのって、ちょっと面倒に感じませんか?よく使うアプリをデスクトップに表示しておけば、ワンクリックですぐに起動できて作業効率がグンと上げることができます。

この記事では、WindowsとMacそれぞれでアプリをデスクトップに出す具体的な方法を、画像付きでわかりやすく解説していきます。ショートカット作成の基本から、うまくいかない時の対処法まで、初心者の方でも迷わずできるよう丁寧にご案内します。

アプリをデスクトップに出すメリット

まずは、なぜアプリをデスクトップに表示すると便利なのか、その理由をお話しします。

作業効率の大幅なアップ

デスクトップにアプリのショートカットがあると、パソコンを起動してすぐに目的のアプリにアクセスできますよね。例えば、エクセルやワードでの文書作成、写真編集ソフトでの画像加工など、毎日使うアプリほどワンクリックで起動できる環境を整えておくと時間短縮につながります。

スタートメニューから探したり、検索窓に入力する手間が省けるので、ストレスなく作業に集中できるようになります。

視覚的なわかりやすさ

デスクトップ上にアイコンが並んでいると、どんなアプリがインストールされているかすぐに確認できます。特に、アイコンのデザインが特徴的なアプリなら、一目で識別できて迷いません

また、フォルダ分けやアイコンの配置を工夫することで、自分なりのデスクトップ環境を作り上げることもできます。

アプリの活用頻度の向上

インストールしたけれどしばらく使っていないアプリって、存在自体を忘れてしまうことがありませんか?デスクトップに表示しておけば、定期的に目に入るため活用頻度も上がります

せっかく便利なソフトをインストールしても、使わなければもったいないです。

Windowsでアプリをデスクトップに出す方法

それでは、Windows10・11でアプリのショートカットをデスクトップに作成する具体的な手順をご紹介していきます。いくつかの方法がありますので、あなたがやりやすい方法を選んでください。

スタートメニューからドラッグする方法

最も簡単で直感的な方法です。マウス操作だけで完了できるので、初心者の方にもおすすめです。

  • 画面左下のスタートボタンをクリックします。
  • アプリ一覧から目的のアプリを見つけます。
  • アプリのアイコンを右クリックして、その他を選択します。
  • ファイルの場所を開くをクリックします。
  • 開いたフォルダで、再度アプリのアイコンを右クリックします。
  • 送るを選択し、デスクトップ(ショートカットを作成)をクリックします。

この方法なら、確実にショートカットが作成されます。少し手順が多く感じるかもしれませんが、慣れればスムーズにできるようになります。

右クリックメニューから作成する方法

こちらはより直接的で、覚えやすい方法です。Windows11で特に使いやすくなっています。

  • スタートメニューを開きます。
  • 目的のアプリを右クリックします。
  • 表示されるメニューからその他を選択します。
  • デスクトップにピン留めするを選択します。

この機能は新しいWindowsバージョンで追加されたもので、たった数クリックでショートカット作成ができてしまいます。

エクスプローラーから作成する方法

プログラムファイルから直接ショートカットを作りたい場合は、この方法が便利です。上級者向けですが、覚えておくと役立ちます。

  • エクスプローラーを開きます。
  • Cドライブ→Program Filesまたは Program Files (x86) フォルダを開きます。
  • 目的のアプリのフォルダを見つけます。
  • 実行ファイル(.exeファイル)を右クリックします。
  • 送る→デスクトップ(ショートカットを作成)を選択します。

この方法は、スタートメニューに表示されていないアプリでも直接ショートカット作成が可能です。

Macでアプリをデスクトップに出す方法

続いて、Macでアプリをデスクトップに表示する方法をご説明します。MacはWindowsとは操作方法が少し異なりますが、とてもシンプルです。

アプリケーションフォルダからドラッグする方法

Macで最も一般的で簡単な方法です。Finderを使って直感的に操作できます。

  • Finderを開きます。
  • 左サイドバーからアプリケーションをクリックします。
  • 目的のアプリを見つけます。
  • アプリのアイコンをクリックしたまま、デスクトップまでドラッグします。
  • デスクトップ上でマウスを離します。

この方法だと、アプリの実体がデスクトップに移動してしまうので注意が必要です。ショートカット(エイリアス)を作りたい場合は、次の方法を使ってください。

エイリアス(ショートカット)を作成する方法

Windowsのショートカットと同じような機能をMacではエイリアスと呼びます。元のアプリはそのままに、アクセス用のショートカットだけを作成できます。

  • アプリケーションフォルダを開きます。
  • 目的のアプリを右クリック(またはControl+クリック)します。
  • エイリアスを作成を選択します。
  • 作成されたエイリアスをデスクトップにドラッグして移動します。

エイリアスには小さな矢印マークが付くので、元のアプリと区別することができます。

Launchpadから追加する方法

LaunchpadはiPhoneやiPadのような感覚でアプリを管理できる機能です。ここからもデスクトップにアプリを配置できます。

  • DockからLaunchpadアイコンをクリック(またはF4キーを押す)。
  • 目的のアプリを見つけます。
  • アプリのアイコンをクリックしたまま、デスクトップまでドラッグします。
  • デスクトップでマウスを離します。

Launchpadは視覚的にわかりやすいので、アプリを探すのが簡単です。

デスクトップアイコンの整理方法

アプリをデスクトップに出したら、見やすく整理することも大切です。ここでは効率的な整理方法をご紹介します。

フォルダで分類

アプリの種類ごとにフォルダを作って整理すると、デスクトップがすっきりします。例えば以下のような分け方がおすすめです。

  • 仕事用(Word、Excel、PowerPointなど)。
  • 画像編集(Photoshop、GIMP、ペイントなど)。
  • インターネット(ブラウザ、メールソフトなど)。
  • エンターテイメント(音楽プレイヤー、動画再生ソフトなど)。

用途別にまとめることで、目的のアプリがすぐに見つかります

使用頻度に応じた配置

よく使うアプリほど、アクセスしやすい場所に配置するのがコツです。一般的には以下のような配置がおすすめです。

  • 左上:最もよく使うアプリ。
  • 上段:毎日使うアプリ。
  • 中段:週に数回使うアプリ。
  • 下段:たまに使うアプリ。

自然な視線の流れに沿って配置すると、ストレスなく操作できるようになります。

アイコンサイズの調整

デスクトップ上でアイコンサイズを変更することで、より使いやすい環境を作れます。

Windowsの場合は、デスクトップの空いている場所を右クリックして、表示からアイコンサイズを選択できます。Macの場合は、表示メニューから表示オプションを選んでアイコンサイズを調整できます。

見やすさと操作性のバランスを考えて、最適なサイズを見つけてください。

ショートカット作成時のトラブルの解決法

アプリをデスクトップに出そうしても、うまくいかないことがあります。よくあるトラブルと対処法をまとめました。

ショートカットが作成できない場合

右クリックメニューにショートカット作成の項目が表示されない場合があります。これは主に以下の原因が考えられます。

  • 管理者権限が必要なアプリの場合。
  • システムファイルやWindowsストアアプリの場合。
  • 一時的なシステムエラーの場合。

このような場合は、別の方法を試してみるか、パソコンを再起動してから再度挑戦してみてください。

アイコンが正しく表示されない場合

ショートカットは作成できたけれど、アイコンが白いファイルのような表示になってしまうことがあります。これはアイコンキャッシュの問題かもしれませんね。

Windowsの場合は、以下の手順で解決できることが多いです。

  • デスクトップを右クリックして最新の情報に更新を選択。
  • それでも直らない場合は、ショートカットを削除して再作成。
  • パソコンを再起動。

アイコンキャッシュがリセットされて、正常に表示されるようになるはずです。

アプリが見つからない場合

インストールしたはずのアプリが、スタートメニューやアプリケーションフォルダに見当たらない場合があります。この時は以下の場所も確認してみてください。

  • Windows:Program Files (x86)フォルダ。
  • Windows:ユーザーフォルダ内のAppDataフォルダ。
  • Mac:ユーティリティフォルダ。
  • Mac:ダウンロードフォルダ。

検索機能を使って、アプリ名で検索してみるのも効果的です。

システムアイコンの表示設定

アプリのショートカット以外にも、パソコンやごみ箱などのシステムアイコンもデスクトップに表示できます。これらの設定方法もご説明します。

Windowsのシステムアイコン設定

Windowsでは、デスクトップにマイコンピューターやコントロールパネルなどのアイコンを表示できます。

  • デスクトップの空いている場所を右クリック。
  • 個人用設定を選択。
  • テーマをクリック。
  • デスクトップアイコンの設定をクリック。
  • 表示したいアイコンにチェック。
  • OKをクリック。

これでシステムの重要な機能に素早くアクセスできるようになります。

Macのシステムアイコン設定

Macでは、Finderの環境設定からデスクトップに表示する項目を選択できます。

  • Finderを選択。
  • メニューバーからFinder → 環境設定を選択。
  • 一般タブをクリック。
  • デスクトップに表示する項目にチェック。

ハードディスクやサーバー、リムーバブルディスクなど、必要な項目だけを表示できます。

デスクトップ活用の応用テクニック

基本的なショートカット作成ができるようになったら、さらに便利な活用方法も覚えておきましょう。作業効率をもっと上げる工夫をご紹介します。

タスクバーとDockの活用

デスクトップだけでなく、タスクバー(Windows)やDock(Mac)にもよく使うアプリを配置できます。これらは常に表示されているので、他のウィンドウで画面が隠れていてもすぐにアクセスすることができます。

Windowsでタスクバーにピン留めするには、アプリを右クリックしてタスクバーにピン留めするを選択します。Macでは、起動中のアプリのDockアイコンを右クリックして、オプション→Dockに追加を選択してください。

キーボードショートカットの併用

デスクトップアイコンとキーボードショートカットを組み合わせると、さらに効率的になります。Windowsでは Windows + 数字キー でタスクバーのアプリを起動できますし、Macでは Command + Space でSpotlight検索を使えます。

マウス操作とキーボード操作を使い分けることで、様々な状況に対応できるようになります。

デスクトップ壁紙との調和

アイコンの配置を考える時は、デスクトップ壁紙との見た目の調和も大切です。壁紙の色や模様を考慮して、アイコンが見やすい位置に配置しましょう。

特に、文字や模様が多い壁紙を使っている場合は、シンプルなエリアにアイコンを配置すると視認性が向上します。

まとめ

パソコンでアプリをデスクトップに表示する方法について、WindowsとMacそれぞれの具体的な手順をご紹介しました。スタートメニューからのドラッグや右クリックメニューの活用、エクスプローラーやFinderからの直接操作など、複数の方法を覚えておくことで、どんな状況でも対応できるようになります。

ショートカット作成後の整理方法や、トラブル時の対処法も理解しておけば、より快適なデスクトップ環境を維持できます。よく使うアプリへのアクセス性を向上させて、日々のパソコン作業をもっと効率的に進めていきましょう。

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