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新品のタブレットは高価で手が出しづらいけれど、中古品は品質や選び方に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。実は、中古タブレット市場には高性能でコスパ抜群のモデルがたくさん眠っているんです。
この記事では、2025年版の中古タブレット選びで失敗しないための具体的なポイントと、用途別におすすめできる厳選モデルをご紹介しています。動画視聴からビジネス利用まで、本記事を読めば、あなたの用途に合った一台が見つかります。
中古タブレット選びで失敗しないための3つの基本ポイント
中古タブレットを選ぶ際は、新品選びとは違った視点が必要になります。ここでは失敗しないための基本的なチェックポイントをご紹介します。
バッテリー劣化状態の確認方法
中古タブレット選びで最も重要なのがバッテリーの劣化状態です。購入後に後悔しないため、以下の方法で必ず確認しましょう。
まず、iPadの場合は「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」から最大容量が確認できます。この数値が80%を下回っていると、バッテリーの減りが早いと感じやすくなるため、一つの目安にしてください。
次に、商品説明に記載がない場合は、販売店に直接問い合わせるのが確実です。「バッテリー最大容量は何%ですか?」といった具体的な質問をしてみましょう。
また、多くの大手中古販売店では、「ランクA(美品)」といった品質基準を設けています。一般的にバッテリー状態もランク評価に含まれていることが多いため、商品説明をよく確認することも大切です。
まずはOSを選ぼう|iPad・Android・Windowsの特徴
タブレットのOSは主にiPadOS、Android、Windowsの3つがあります。それぞれに特徴があるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。
iPadOSはクリエイティブな作業や学習に優れており、Apple Pencil対応機種も豊富です。Androidタブレットは価格帯が幅広く、動画視聴やゲームに適したモデルが多いです。Windowsタブレットはビジネス用途に最適で、PC代わりとして使えるのが魅力です。
①画面サイズの選び方|持ち運びか、見やすさか
画面サイズは用途によって最適なものが変わります。動画視聴がメインなら10インチ以上、持ち運びを重視するなら8インチ前後が使いやすいです。
②解像度の目安|フルHD以上がおすすめ
解像度については、フルHD(1920×1080ピクセル)以上あれば文字や画像がくっきりと表示されます。特に文書作成や電子書籍を読む場合は、高解像度モデルを選ぶと目が疲れにくくなります。
iPadのおすすめ中古タブレット|人気モデルと選び方のポイント
iPadは中古市場でも人気が高く、多くの選択肢があります。特にコスパに優れたモデルをご紹介します。
iPad Air(第4世代・第5世代)
iPad Airシリーズは性能と価格のバランスが抜群です。第4世代(2020年モデル)は中古価格が下がっており、今が狙い目です。
10.9インチの大画面でApple Pencil(第2世代)にも対応しているため、イラスト制作や学習用途にも最適です。A14 Bionicチップ搭載で、動画編集などの重い作業もサクサクこなしてくれます。
iPad(第9世代・第10世代)
エントリーモデルでありながら、基本性能は十分に高いのがiPadの魅力です。第9世代なら中古価格がかなり手頃になっており、コスパ最強タブレットとして非常におすすめできます。
動画視聴やウェブ閲覧、軽いゲームなら全く問題なく使えます。学生向けの中古タブレットとしても人気が高く、教育機関でも多く採用されているモデルです。
iPad Pro(11インチ・第2世代)
プロレベルの性能が欲しい方には、iPad Pro 11インチがおすすめです。第2世代(2020年モデル)は中古価格が落ち着いており、高性能を求める方にとって魅力的な選択肢となっています。
Face ID搭載、USB-C対応、そして何よりもM1チップに迫る性能のA12Z Bionicチップが搭載されています。クリエイティブな作業やビジネス用途にも十分対応できる実力を持っています。
Androidの中古タブレットおすすめモデル|人気モデルと選び方のポイント
Androidタブレットは選択肢が非常に豊富で、ご自身の使い方に最適なモデルを見つけやすいのが特長です。ここでは、2025年の中古市場で特に人気・実用性が高い3つのシリーズを紹介します。
① Samsung Galaxy Tab Sシリーズ (S9 / S8)
性能を妥協したくない方への王道モデル<です。特に「Galaxy Tab S9」は、発売から時間が経ち中古価格がこなれてきた一方で、最新ゲームや動画編集も快適にこなせる高い処理性能を誇ります。鮮やかな有機ELディスプレイは、動画視聴で圧倒的な没入感を提供します。
Sペン(専用スタイラスペン)が標準で付属するため、購入後すぐに手書きメモやイラスト制作を始められるのも大きなメリットです。一つ前の世代の「Galaxy Tab S8」も、さらに価格が安く、性能も十分高いため、コストを抑えたい場合の有力な選択肢となります。
② Xiaomi Pad シリーズ (Pad 6 / Pad 5)
コストパフォーマンスを最重視するなら、このシリーズが筆頭候補になります。特に2023年発売の「Xiaomi Pad 6」は、中古で3万円台から探せる手頃さながら、144Hz対応の高精細ディスプレイや十分な処理能力を持ち、日常使いで不満を感じることはほとんどありません。
Google Playストアも問題なく利用でき、ビジネスからエンタメまで幅広く対応可能です。価格を抑えつつも、サクサク動く実用的な一台を探している方に最適です。
③ Lenovo Yoga Tab シリーズ
動画視聴や電子書籍など、エンタメ用途に特化したい方におすすめです。このシリーズ最大の特長は、本体に組み込まれたキックスタンドです。別途ケースやスタンドを用意しなくても自立するため、キッチンでレシピを見たり、ベッドサイドで映画を観たりといった使い方が手軽にできます。
また、大容量バッテリーを搭載するモデルが多く、長時間の利用にも安心です。JBL製のスピーカーを搭載したモデルは音質にも定評があり、映像コンテンツを存分に楽しめます。
【価格帯別】コスパ最強の中古タブレットおすすめ
ご自身の予算に合わせて最適な一台を選べるよう、2025年7月現在の価格相場を基におすすめの中古タブレットを価格帯別にまとめました。
【~3万円】動画やSNS閲覧に最適なお手頃モデル
まずはお試しでタブレットを使ってみたい、という方におすすめの価格帯です。動画視聴やウェブサイトの閲覧、電子書籍といった基本的な用途なら十分快適に動作します。
この価格帯の狙い目はiPad(第9世代)です。A13 Bionicチップを搭載し、まだまだ現役で使える性能を持ちながら、中古なら3万円前後から探せます。Androidなら、高リフレッシュレートの画面を持つXiaomi Pad 5も有力な候補です。ストレージは最低でも64GB以上のモデルを選びましょう。
【3~6万円】性能と価格のバランスが取れた万能モデル
最も選択肢が豊富で、満足度の高いモデルが見つかりやすい価格帯です。日常使いはもちろん、多少のゲームやクリエイティブな作業もこなせる性能を持ち、長期間安心して使えます。
特におすすめなのが、M1チップを搭載したiPad Air(第5世代)です。圧倒的な処理性能で、数年は性能不足を感じることはないでしょう。Androidでは、高性能なCPUと美しいディスプレイを持つSamsung Galaxy Tab S8がこの価格帯に入ってきており、非常にコストパフォーマンスが高い選択肢です。
【6万円~】専門的な作業もこなす高性能モデル
動画編集や本格的なイラスト制作、負荷の高いゲームなど、専門的な用途でタブレットをフル活用したい方向けの価格帯です。
iPad Pro 11インチ(M1/M2チップ搭載モデル)が筆頭候補となります。120HzのProMotionディスプレイによる滑らかな操作感は、一度体験すると戻れません。Androidの最上位モデルを求めるならSamsung Galaxy Tab S9がおすすめです。防水防塵に対応し、屋外での利用も安心です。この価格帯では、ストレージ容量やWi-Fi+Cellularモデルかどうかも含めて検討しましょう。
【用途別】あなたに最適なおすすめ中古タブレット
タブレットの性能を最大限に活かすには、ご自身の主な使い方に合ったモデルを選ぶことが重要です。ここでは3つの代表的な利用シーンに合わせて、最適な中古タブレットを提案します。
動画視聴・エンターテイメント用
映画やドラマ、YouTubeなどの映像コンテンツを最大限に楽しむなら、ディスプレイの品質が最も重要です。中古で有機ELディスプレイを搭載したモデルを探すならSamsung Galaxy Tab S8+やGalaxy Tab S9が最適です。黒の表現力が高く、鮮やかな映像は一度体験する価値があります。また、独自のスタンド機能を持ち、どこでも快適に視聴できるLenovo Yoga Tabシリーズも根強い人気です。特にJBLスピーカー搭載モデルは、タブレット単体でも迫力のあるサウンドを楽しめます。
ビジネス・学習用途
文書作成やオンライン会議、PDFへの書き込みなどが主な用途なら、PCのように使えるモデルが活躍します。中古市場で圧倒的なコストパフォーマンスを誇るのが、M1チップを搭載したiPad Air(第5世代)です。Apple Pencil(第2世代)に対応し、処理性能も高いため、複数のアプリを同時に使っても快適に動作します。
Windows OSの完全な互換性が必要な場合は、Microsoft Surface Pro 8が狙い目です。中古価格もこなれてきており、本格的なPC作業とタブレットの手軽さを両立できます。
ゲーム・クリエイティブ用
最新の3Dゲームや、本格的なイラスト・動画編集を行うなら、妥協のない性能が求められます。この用途では、M2チップと120HzのProMotionディスプレイを搭載したiPad Pro(11インチ第4世代 / 12.9インチ第6世代)が最高の選択肢です。あらゆる作業を遅延なくこなし、プロの要求にも応えます。
Androidで大画面を求めるなら、Samsung Galaxy Tab S9 Ultraが対抗馬となります。14.6インチの巨大な有機ELディスプレイは、ゲームにもイラスト制作にも圧倒的な迫力と作業領域を提供します。
中古タブレット選びの注意点
中古品だからこそ気をつけたいポイントがあります。購入前に確認すべき項目をしっかりと押さえておきましょう。
動作保証・サポート体制の確認
中古品でも動作保証があると安心です。購入後1ヶ月程度の保証期間があるかどうか、不具合があった場合の対応方法も事前に確認する必要があります。
信頼できる販売店では、初期不良への対応や返品・交換サービスを提供している場合があります。保証内容をしっかりと確認してから購入することが大切です。
付属品の確認
充電器やケーブル、元箱などの付属品がどの程度揃っているかも重要なポイントです。特に充電器は必須なので、付属していない場合は別途購入する必要があります。
Apple製品の場合、純正充電器の価格は意外と高いため、付属品の有無も価格判断の材料として考慮しましょう。
Wi-Fi? セルラー? あなたに合うモデルはどっち?
タブレットの通信方式は、使い方に合わせて選ぶことがコストと利便性の鍵となります。それぞれのモデルが、どのような方におすすめかを解説します。
主に室内で使うなら「Wi-Fiモデル」
【こんな方におすすめ】
- 自宅や職場、カフェなど決まったWi-Fi環境でしか使わない。
- 少しでも本体価格を安く抑えたい。
- 月々の通信費をかけたくない。
Wi-Fiモデルは本体価格が安く、中古市場での流通量も豊富です。外出先でインターネットを使いたい場合でも、スマートフォンのテザリング機能を利用すれば接続できます。ランニングコストをかけずに運用したい方に最適な選択です。
✈️ 外出先でも頻繁に使うなら「セルラーモデル」
【こんな方におすすめ】
- 外出先でPCやスマホを取り出さずに、すぐネットに接続したい。
- 移動中の電車や車内で作業や動画視聴をしたい。
- スマートフォンのテザリング設定が面倒、またはバッテリーを節約したい。
セルラーモデルは、SIMカードを契約することで単体でインターネットに接続できます。Wi-Fiを探す手間がなく、いつでもどこでも通信できる高い利便性が最大のメリットです。中古のSIMフリーモデルと格安SIMを組み合わせれば、月々の費用を抑えることも可能です。
安心して購入できる販売店の選び方
中古タブレットの購入では、信頼できる販売店を選ぶことが成功の秘訣です。安心して取引できる店舗の特徴をご紹介します。
大手中古専門店のメリット
全国チェーンの中古専門店では、統一された品質基準と保証制度があります。商品の状態表示も詳しく、初心者でも安心して選べるのが魅力です。
返品・交換制度も充実しており、購入後のトラブルにも適切に対応してもらえます。価格は若干高めですが、安心感を重視する方にはおすすめです。
オンライン販売の注意点
オンラインでの購入は価格が魅力的ですが、実物を確認できないリスクがあります。商品説明や画像を詳しく確認し、不明な点は事前に質問しましょう。
出品者の評価や過去の取引実績も重要な判断材料です。リファービッシュ品(メーカーによる整備済み製品)とは何かを理解し、適切な商品を選ぶことが大切です。
型落ちモデルで十分?最新機種との性能差を比較
中古タブレットを選ぶ際は、最新モデルとの性能差を理解しておくことが重要です。必要十分な性能を見極めて、賢い選択をしましょう。
型落ちモデルの魅力
1〜2世代前のモデルでも、基本的な用途には十分な性能を持っています。価格は大幅に下がっているため、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。
特に動画視聴やウェブ閲覧がメインの用途なら、最新世代との違いはほとんど体感できないレベルです。
長期利用を考えた選択
中古品でも3〜5年程度は快適に使いたいものです。そのためには、メモリ容量やストレージ容量に余裕のあるモデルを選んでおくことが大切です。
OSのアップデート対応期間も考慮して、あまりにも古いモデルは避けるのが無難でしょう。
まとめ
中古タブレット選びでは、用途に応じたスペック選択と、信頼できる販売店での購入が成功の鍵となります。iPadなら第4世代以降のAir、AndroidならGalaxy Tab S8以降のモデルが特におすすめです。
バッテリー状態の確認と保証内容の確認を怠らず、Wi-Fiモデルとセルラーモデルの違いも理解した上で選択しましょう。価格帯別では5万円前後のモデルが最もバランスが取れており、長期間安心して使えるコスパ最強タブレットといえるでしょう。この記事を参考に、まずはあなたの「用途」と「予算」を明確にしましょう。次に、候補となるモデルをいくつか絞り込み、信頼できる中古販売サイトで在庫と価格をチェックすることから始めてみてください。